お気に入りのデザインは…ナタ

「原神」には、旅人(主人公)が探索できる7つの国があります。それぞれの国は7人の神(アルコン)によって統治されており、ゲーム内の7つのエレメントを象徴しています。

各国のデザインは、建築・衣装・風景・伝統など、実在の文化からインスピレーションを得ています。その中でも、私のお気に入りは火の国ナタです。

ナタはメソアメリカ、西アフリカ、オセアニアの文化から影響を受け、他の国とは異なる独特な雰囲気を持っています。さらに、ナタは『原神』で初めて「部族」文化を取り入れた国です。他の国には統治機関(例:稲妻の三奉行など)がありますが、ナタでは6つの部族がそれぞれ独立して存在しているのが特徴です。

ナタの地形は溶岩流・温泉・浮島・険しい崖など多様で、力強く色彩豊かな風景が広がっています。その中心には聖火競技場があり、そこで帰火聖夜の巡礼が行われます。この巡礼は、6つの氏族が最強の戦士の称号をかけて競い合うトーナメントであり、アビス(ゲーム内最大の敵の一つ)との終わりなき戦いに送り込まれる者を決めるための儀式でもあります。

このアビスとの永遠の戦いによって、ナタは「戦の地」と呼ばれるようになりました。

ナタにはサウリアンと呼ばれる竜のような生物が生息しており、人々は彼らと共存しています。この関係はナタ独特の文化とデザインを形作り、他の国には見られない唯一無二の雰囲気を生み出しています。実際、瀕死の若いテペトル竜の治療をめぐるイベントでも、この関係性が強調されています。

ナタの6つの部族:デザインが語る物語

ナタには6つの部族があり、それぞれのデザインが彼らの生活様式・環境・伝統・共存するサウリアンを反映しています。こうした細部へのこだわりが、ナタを没入感のある世界に仕上げています。

こだまの子は、テケメカン渓谷の地下に広がる岩の都市を築く部族です。彼らは鉱夫・発掘者・宝石鑑定士として暮らし、建築には石造りの装飾が多用されています。衣装は大地を象徴する色彩を基調とし、金属の装飾や彫刻的なアクセントが加えられています。彼らのサウリアンはテペトル竜で。でも、私は「ポテト」と「ポテトベイビー」と呼んでいます。

懸木の民は、コアテペック山脈の断崖に吊り下げられた建築に暮らす部族です。彼らはスリルを求める人々であり、ナトランの使者として、ニュース・手紙・荷物を至る所で配達しています。建築様式は木材を用いた有機的なデザインが特徴で、衣装の色彩は自然に溶け込むようになっています。彼らのサウリアンはユムカ竜で、緑色の鳥のような存在であり、自力であらゆる方向へ勢いよく推進することができる。

流泉の衆は、温泉や地熱地帯に暮らし、自由気ままなガイドとして生きる部族です。彼らは天然の岩風呂や竹建築を特徴とし、蒸気を活用した装飾が随所に見られます。衣装は海と水をイメージしたデザインになっています。彼らのサウリアンはコホラ竜で、基本的には腕のついたサメです。

花翼の集は、サウリアンの仲間であるクク竜と最も深い絆を持つ騎乗戦士の部族です。クク竜は大型の赤い猛禽類のようなサウリアンで、花翼の集の騎乗獣として重要な存在です。彼らの建築は熱気球に似ており、クク竜と共に滑空しやすい構造になっています。衣装はアメリカンカウボーイ風で、多くのメンバーがステットソン帽をかぶっています。

謎煙の主は、夜の王国(死後の世界)と深く関わる神秘的なシャーマンを持つ部族です。建築は紫色と蓄光装飾が施され、幻想的で神秘的な雰囲気が広がります。衣装は深い紫・青・銀を基調とし、夜空の輝きを表現しています。彼らのサウリアンはイクトミ竜で、青いコウモリがロンパースとマントを着ているような姿をしている。

豊穣の邦は、農業と交易を中心に栄える部族です。火山に最も近い場所に住み、豊かな収穫をもたらします。しかし、彼らは農民ではなくボディビルダーやレスラーとして知られています。衣装はルチャドール風で、その特徴が強調されています。彼らのサウリアンはライノ竜で、カラバオ、フワフワしたハイランド牛、サイを掛け合わせたような生き物です。

ナタのデザインが好きな理由

ナタには探索の楽しさを感じさせる魅力があります。カラフルで斬新、そして美しく、まるで太陽の光を浴びながらアフリカのサファリに足を踏み入れたような気分になります。そして何よりも、サウリアンたちが可愛いのが最高です!

風の記録

日々の出来事、感じたこと、そして私の世界観。風のささやきが紡ぐ物語。アミハンの視点で綴る、時の流れと記憶。

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